「つかみ」でこんなに変わるのか!?
文章を書く時に「つかみ」を意識してますか?
ひとり、ベンチで涙を流した。
8月12日、ZOZOマリンスタジアムでの北海道日本ハムファイターズ戦。
『Number Web』千葉ロッテマリーンズ取材班より引用
千葉ロッテマリーンズのドラフト1位ルーキー・松川虎生捕手が「忘れられない」と振り返るこの試合は風の強い夏のナイターゲームだった。
どうでしょう?
つかみの「ひとり、ベンチで涙を流した。」で惹きつけられ
「何があった!?」と続きが気になる人も多いのではないでしょうか?
1行で「つかみ」の重要さをひしひしと感じてしまいますね。
この「つかみ」があることで
野球・ロッテに興味が無くても立ち止まってしまいます。
逆にこのつかみがなければ野球・ロッテファン以外の人は読み飛ばしてしまうかもしれません。
自分もこうしてブログを運営しながら
「どうすれば読みやすい文章が書けるのか」
と日々悩んでました。
量をこなすのか?・他の文章をたくさん研究するのか?
そんなことを考えている時に手に取った本が
『文章はつかみで9割決まる』
でした。
「つかみで、ここまで劇的に読みたいと思える文章になるのか」
と実感する本でした。
お仕事で文章を書く・プレゼンがある方にとっては簡単に取り入れられるテクニック・考え方が
これでもかと詰まった本でした。
読むか?読む以外か?
「あぁ、頭に入ってこない。眠い。」
お仕事での調べ物、人の書いた企画書
読み流したり、途中で読むのをやめてしまうことも多々ありますよね。
実は読み進めれば求めていた答えがあったり、よくよく見るといい企画なのに。
世の中の情報がたくさんある今の時代、
最初の数行を読んでつまらないと読み手は離脱してしまいます。
時間もないですし、情報量の多さに疲れてしまいますからね。
みなさんもWebページで最初の数行読んで
「うわぁ、読みにくそう。ブラウザバックだ!」
しているかと思います。
逆に最初の数行(つかみ)に期待感が持てれば
「これは自分の悩みを解決してくれるかも?」
「どうなっている?先が気になる?」
「笑えそう・感動できそう」
と読み進めるではないでしょうか。
本書を読むとつかみは文章力のある人のセンスではなく
「考え方・テクニック」ということが分かります。
つかみの具体的なテクニック
実はここまでの文章でも本書で学んだテクニックをいくつか使ってみましたが
気づいたでしょうか?
例えば最初の
文章を書く時に「つかみ」を意識してますか?
は「問いにする」テクニックですし
つかみがつまらなければ読んでもらえない部分で書いた
「あぁ、頭に入ってこない。眠い。」
これは「セリフからはじめる」テクニックです。
どちらも本書で紹介されている定番つかみテクニックです。
なくても文章の意味は通りますが
あることで読みやすくなりましたよね?
(上手く使えてますかね?笑)
このようにすぐに取り入れられる、つかみの書き方が本書には
数十個も紹介されています。
さらに
・陥りがちな失敗例
・プロの書いたbefore, after
・つかみを書くためのステップ(プロットの書き方)
など読むと自分の文章の内容はそのままでも劇的に魅力的に変わります。
自分が使ったようにすぐに実践出来るテクニックがあることで
すぐに効果が実感出来て嬉しいですね。
普段お仕事などで文章を書く機会がある方はぜひぜひ読んでみてください。