分からないまま大人になってしまった。『為替のしくみ』でやっとニュースが分かった

読書

分からないまま大人になってしまった

・為替って説明出来ますか?

「あれだよね?えーっと。1ドル150円とかのやつだよね?」

・円高・円安って何?どんな影響があるか説明出来ますか?

「円が160円になったり。影響??輸出がどうとか。。」

・金利って何ですか?

「ニュースで見るよね。金利が上がるとか。それが何かはちょっと。。」

知らないとマズいなと思いつつ大人になってしまった人も多いのではないでしょうか?

はい。自分です。

特に金融系のお仕事している友人と話す時は知ったような顔をして

ほぼ「ねー。」の相槌でやり過ごしています。

「いい年齢だし流石に理解するか」と思いたち

イラスト多めで、とにかく分かりやすい本ないかなと手に取った本が

為替のしくみがこれ1冊でしっかりわかる教科書

でした。

初心者向けでも「その用語当たり前のように言われても分からん」となることがありますが、

この本は自分のように前提知識がゼロでも付いていけるように書かれています。

驚くほどにサクサク読めて頭に入ってきたので本書を紹介したいと思います。

そう!ゼロの自分はこれが知りたかった

結局自分が知りたかったのは

為替が何なのか?
どういう時にどうなるの?
それが自分の生活にどう影響するの?

というシンプルなことでした。

まず、ゼロ知識の自分に嬉しいポイントが

本書の第一章は「為替ってなんですか?」と言うことです。

「為替が何なのかは大体知ってると思うのでサクッと書きます」ではないんです。

たまに本を読んだり、学生の時に授業を受けていると

「いやいや、僕たちはあなたが思ってるスタートラインの遥か後ろにいるんです。」

と思った経験ありませんか?

この本ではそんな自分のスタートラインまで下がってきて解説してくれます。

本書の最初の行は

為替とは現金を移動させずにお金を支払ったり受け取ったりするしくみ

と始まります。

「え?もう自分のイメージしている為替と結構違う。理解出来るかな?」

と驚きましたが大丈夫でした。

1章全て(約40ページ)使って、為替とはを具体例、イラストを交えて解説してくれます。

各章の目次のタイトルが安心感ある内容です。例えば

・為替って円とドルの交換のこと?
・為替レートはどうやって決まるの?
・金融政策と為替の関係って?
・景気がよくなると通貨は上がる?

など初心者らしい疑問を丁寧に解説してくれます。

特に自分は「金融政策と為替の関係って?」が良かったです。

日頃ニュースで「日銀が・・・。金利が・・・」と聞くことも多いかと思います。

基本が分かるとニュースも分かってきます。

本書はボリュームも多くはないので1週間もかからず読み終えられるのも嬉しいポイントでした。

読み終わった後の活用法

この本を読むと経済ニュースがざっくり理解出来るようになりました。

読み終えた後のおすすめの活用法としては

例えば「金利が上がりました。〜」というニュースを見た場合

「ということはこういうところに影響が出るのか?合ってたっけ?」

と少し自分なりに考えて

本の該当箇所を見返して、「そうだよね。合ってた。」と

内容を反復するようにしてます。

読み返すといっても本書は文字がビッチリではないので

数分で該当箇所をペラペラ見返せばOKです。

自分はこの本の内容を基礎にもう一段階上の本も読んでみようと思います。

「為替のこと理解しなきゃと思うけど先延ばししてる。どれから読めば。。」
「円安だから海外旅行高いよね〜くらいしか言えない」

そんな方はぜひ読んでみてください。

自分は為替が分かり始めてから

「他のニュースでは何と言っているんだ?」
「この国はどうなっているんだ?」

と興味がどんどん湧いてきてニュースを読むことが少し楽しくなりました。